|前へ|旅コム目次|アラスカ目次|次へ|
アラスカのオーロラ観測

宇宙の神秘の一つであるオーロラは「夜の虹」「光のカーテン」などと形容されて冬の晴れあがった夜空に壮麗な舞いを見せる。その美しさは地上で見ることが出来る自然現象の中でも最高のもの。オーロラは太陽の爆発によって起こる太陽風が地球の磁場の中を超スピードで流れることで放電し、地球の北極と南極を取り巻く大気層にぶつかって生じる。このオーロラ現象は毎日、地球の両極で天使の輪のように出ているのである。しかし太陽爆発の強弱や地上での気象条件によって、オーロラの見え方にかなり差がある。地球で一番明るいオーロラ現象が見られる地点は、北半球ではアラスカのフェアバンクス近郊、南半球では南極の昭和基地。特にフェアバンクス市上空では、過去5年間のデータから年間243日ものオーロラ現象が起きていることが確認されている(アラスカ州立大学地球物理学研究所調査)。
オーロラ現象は太陽の黒点活動と密接な関係があるが、1989年にこの黒点活動が11年振りのピークを迎えた。この影響で1991年からオーロラ現象は頻度も高くなり、赤い色が混じる例年にない素晴らしいオーロラが観測されている。この色の良い現象は1997年頃まで続くだろうと種々の研究から予測されている。
オーロラ現象は毎夜8時半ころから明け方まで第一弾、第二弾、第三弾と間隔を置いて起こる。一回の現象は15分から20分、長い時は1時間近く続く場合もあり、次に何時に現れるかは判らない。オーロラは当初、一本の白い直線の虹のような帯で、やや北の空に東西に伸びるが、見る間に頭上にかけ昇り、あの美しい光のカーテンとなる。フェアバンクス市内のダウンタウンでも見えるが、より鮮明なオーロラを見るには町の明かりの届かない暗い場所を選んで観測する必要がある。フェアバンクス郊外のレストランやロッジ、スキー場などで待機するのも一案。家屋の中から窓越しにオーロラを見つけるのは難しいので、晴れて星々が輝いている夜には交代で屋外に出てオーロラ光を探すのが良い。
オーロラ観測に最適な時期は、アラスカ全土が晴れあがり充分な夜がある2月、3月と4月上旬。この時期はフェアバンクス近郊はアラスカの中でも最低気温を記録するので、充分な防寒が必要。服装の目安は、厚手の下着上下、厚手の冬用カジュアル・シャツやブラウス、セーター、厚手のズボン、ダウン・ジャケット、分厚い手袋、耳当ての付いた帽子、マフラーなど。特に足元は厚手の靴下を二枚に普通のスキーブーツ、その上簡易カイロを靴底に入れると良い。
冬のアラスカの素晴らしい景観にオーロラを加えた『アラスカ・オーロラ観察の旅』が日本で年々人気を増し、多数のツアーが出発している。
|前へ|旅コム目次|アラスカ目次|次へ|