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アラスカの交通
アラスカは日本に最も近いアメリカである。しかし日本から、ヨーロッパへの航空路線が直行便となりアンカレジを経由する便が極端に少なくなったため、アメリカ西海岸(特にシアトル)を経由してアラスカに入る方法が一般的になった。アメリカ西海岸経由の場合、州都ジュノーやケチカン、シトカ等へ訪れやすく、鯨の故郷である東南アラスカが日本でも馴染深くなってきた。
アラスカ州の広さは合衆国一を誇り日本の四倍もあるが、人口わずか55万人の大自然の地であるため、道路はアンカレジやフェアバンクスを中心とする10本程のハイウェイに限られ、交通のほとんどは航空便となる。アラスカ州内の主な航空会社は、Alaska Airline、 Markair、Reeve Aleutian Airways等で、アンカレジを中心として各地域の主な街に運行している。遠隔地の村への交通は小型定期便または郵便貨物便や小型機のチャーターとなる。その他、空の交通ではエア・タクシーと呼ばれるほど小型飛行機が活躍し、州民の55人に一人がパイロットの免許を持ち、56人に一人が小型飛行機を持っている。
アラスカのハイウェイは、アンカレジから南部のキナイ半島へ Seward Hwy(204km)、Sterling Hwy(219km)、北のフェアバンクスへ George Parks Hwy(576km)、西のトックへ Glenn Hwy(528km)がある。フェアバンクスからは南のバルディーズへ Richardson Hwy(586km)、 西のサークルへSteese Hwy(261km)、北のプルドーベイへDalton Hwy(666km、一般には 337kmのみ通行可能)、そしてトックを経てカナダのユーコン準州を通過しブリティッシュ・コロンビア州のドーソン・クリークに向かう長大な Alaska Hwy(2、446km)等がある。またデナリ国立公園近郊のキャントウェルから Richardson Hwy 沿道のパクソンまでDenali Hwy(218km、夏期のみ通行可能)がある。

大景観を走るアラスカ鉄道と、人気のパノラマ・カー
鉄道は、アラスカ州営のアラスカ鉄道がアンカレジ−フェアバンクス間(572.8km) とアンカレジ−スワード間(184km)、そしてポーテージ−ウィッティア間(103km)で運行し、ホワイトパス・ユーコン鉄道がスキャグウェイからカナダとの国境ホワイトパスを越えてフレーザーへと結んでいる(45km)。アラスカ鉄道は通常、夏期は一日一便、冬期は週一便の運行である。
海では、州営のAlaska Marine Hwy システムが多島海の東南アラスカやプリンス・ウィリアム湾、キナイ半島南部、コディアック等でフェリー船を航行させている。東南アラスカの航路では、シアトル北部のベリンハム(Bellinham)を出航しカナダのプリンス・ルパートを経てケチカンへ2泊3日、ジュノーへは3泊4日、終点のスキャグウェイへは4泊5日の航海となる。
バスは、アンカレジ市内では People Mover が市内数十ルートを運行し、フェアバンクス市内には Metropolitan Area Commuter Service が、ジュノー市内には Capital Tran-sit が運行している。長距離バスでは、Alaskon Express が東南アラスカのスキャグウェイとヘインズからカナダのユーコン準州を経てトックに入り、アンカレジとフェアバンクスへ1泊2日で夏期のみ運行している。他に Alaska-Denali Transit (アンカレジ−デナリ間等)や Seward Bus Line (アンカレジ−スワード間)など、また種々の観光バス・ツアーが夏期に数々運行する。
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