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私の最近・海外異文化体験
投稿者:ほしのさくら



 常識ってなんだろう?

 以前から、行ってみたくてしかたのなかったアイルランド。
 じゃーん! やっと実現したのです。

 この国に、ひかれる理由の一つに「アバウトな国民性」があげられるわけだけど、まず驚いたのが、歩行者の信号の渡り方。

 写真は、形こそ違うけれども、これはアイルランド型「押しボタン式信号」のボタン。だけども、そんなもの守る人は皆無なのだ。

 実は私は関西在住。歩行者が信号無視する姿は、そんなに珍しいものではない。だが、このアイルランドにおいては、せっかちな関西人なるがゆえの信号無視とは違い、歩行者用信号が機能していないかのように映ったのである。歩行者用信号が無用の長物になっているのだ。

 日本人=ドイツ人以上に几帳面 という方程式にしたがって、「これ、本当に動くの?」
 一抹の不安を抱えながらも一応押してみた。そんな私の側を平然と行き交う人たち。ははは……動かなかったらと考えると、穴掘って入りたい気分。

 するとどうだろう? 「ピー・ピー」と、日本の「パッポ・パッポ」という聞きなれた音ではないが、歩行者用信号は鳴り始め、信号も変わるではないか!もちろん車も止まる(当たり前・・・)小さな幸せにほくそえむ私は、信号を渡るのを忘れてしまっていた・・・あはは。

 風景は、一瞬私の常識に彩られたかのように見えたが、歩行者用信号が赤になり、再び車の往来とそれをぬうように渡る歩行者たちの風景に変わると、また私の日本人的違和感が頭をもたげてきた。

 いったい、常識ってなんだろう? 生まれ育った国で培われた、ある種の常識は世界共通じゃあないんだな。

 アイルランドに来て、私が変わったといえば……日本的ある種の常識に縛られていた「呪縛」から解放されたということかもしれない。

 だけど問題は、日本に住む上で、ある種の常識に縛られなくなったということは、いっぱしの異端児になってしまったことか?

 やっぱり将来は、アイルランドに住みたいなあ。