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インドの田舎町で路上の日印文化交流会
投稿者: ルビィ



 某歩き方シリーズにも載っていなかったインドの『シェカワティ』という街に半分騙され?たどり着いた。そのときのインドの旅路はムンバイ〜ジャイプール〜デリーの予定であったが、ひょんなきっかけで『シェカワティ』に降り立った。ジャイプールから車で半日。着いたその町はインドの町にはつきもののバクシーシ(乞食)もいなけりゃ、手足の欠けた子供たちもいない。のどかな田舎町だった。

 日本人と見ると、外国人と見ると、お金をせびったり、騙そうとしたり。そんな人間にうんざりするほど出会うインドの町だが、ここの人たちは違った。

日本人イコールはじめて見る生き物?
宿のオーナーのバイクの後ろに乗っているだけで町中の人が振り返る。

  「あれはなんだ?」

 町中の視線が自分に注がれる。子供ばかりか大の大人までもが「日本人がいる」と、噂を聞きつけ駆けつけてくる。そこで交わされる会話は

 「日本の歌を歌ってみてくれ」

 「日本のダンスを見たい」

時計が止まったようなシェカワティ近郊の街
時計が止まったようなシェカワティ近郊の街


 驚いた。まるでペリーの黒船を見たときの日本人と同じ? 私は調子に乗って日本の歌を歌ったりしたが、皆、真剣に聞き込んでいた。自分がラッコにでもなったような気分であった。

危害を加えられたわけでもないが、特別もてなされもしなかった。

「これが日本人というものか!」

珍獣見たさの彼らの好奇心を満たしただけであった。

けれども私はそれが全然イヤでなかった。
なぜって? インドを旅しているとゾッとするくらいお金や色欲目当ての人間にひっきりなしに出会う。だからココの人たちの気づかいのない単純な好奇心がとても気持ちイイのだ。

観光や現地での習い事など自分が「得る」だけが旅じゃないと思う。
異星人として徹底的に笑わせて、日本のことを少しは教えてあげよう。
そんな伝道師に化す旅も楽しいと思う。

ちなみにシェカワティのそばにはマンガワという観光スポットもあり、ちゃんと遊ぶこともできる。?