フェーリエンヴォーヌンゲン(貸しシャレー、コンドミニアム)
滞在のすすめ
はじめに...
1箇所に長くても2,3泊しか滞在しない従来のパッケージツアーに参加し、
駆け足でスイスを訪れた人から「今度はもっとゆっくり滞在したい!」という声を
たびたび聞くことがあります。
そんな方にぴったりの滞在型宿泊施設が、スイス全土に36万ベッドある
貸別荘のシステム。 ドイツ語で「フェーリエンヴォーヌンゲン(休暇用住居)」、
フランス語で「シャレー」と呼ばれています。
ややこしい「フェーリエンヴォーヌンゲン」の名前はともかく、そのスタイルは
まだ日本ではほとんど馴染みがありませんが、スイスを含めヨーロッパでは
人々の休暇のスタイルとして浸透しています。
では、その独自のシステムをご案内しましょう。
◆「フェーリエンヴォーヌンゲン」とは?
1週間単位で貸し出される貸別荘。土曜日チェックイン(16時頃)、翌土曜日(9時頃)チェックアウトが原則です。
寝室、リビングルーム、バスまたはシャワー、トイレ、キッチン付きの「滞在型」宿泊施設です。
スイス全土に約36万ベッドあり、ホテルの約28万ベットをはるかに上回ります。
スイスは多言語国家のため、それぞれの地域によって呼び方が異なります。
人口の約70%をしめるドイツ語圏では 「フェーリエンヴォーヌンゲン (休暇用住居)」、フランス語圏では「シャレー」と呼ばれています。 英語での通称は「ホリデー・アパートメント」が一般的です。
日本のスイス政府観光局では「ホリデーフラット」と称しています。
1部屋ごとにオーナーがいて、使用しない時に限り管理会社等を通して他人に有料で貸し出されます。
予約の際、管理会社を通してオーナーに空きを確認します。
予約後、指定期日までに全額の賃貸料を送金します。
注意!スイスの法律により、予約後のキャンセルの場合原則として返金はできません。
同期間に他から予約が入った場合のみ、所定の取消手数料を差し引いて返金が可能です。
尚、お申し込み時に代金全額の4%を支払うことにより、不慮の事故による場合のキャンセル料を保証する保険に
加入することができます。
ベッド、調度品、調理器具、食器等など生活に必要と思われるものは備え付けられていますが、消耗品(食品、洗剤、トイレットペーパー等)は通常用意されていません。
リネン類(タオルやシーツ等)は用意されているものを使用しますが、その使用料は別途課金されます。
ゲスト用の洗濯機、乾燥機は通常設置されていません。
◆「フェーリエンヴォーヌンゲン」の料金
ホテルによって室料の差があるのと同様に、フェーリエンヴォーヌンゲンにも宿泊期間、時期、人数、カテゴリーなどによって価格の幅があります。およその目安として、1日あたりの1人分の料金は同等クラスのホテル代の半額から80%程度に相当すると考えていいでしょう。
クリスマス、イースター、スクールホリデー期(2月)、夏期(7月より9月中旬)はハイシーズン料金となり、料金はアップします。
室料のほかに、部屋の最終クリーニング代や、電話の通話代、リゾート滞在税等がかかることがあります。これらはチェックイン時にデポジット(預託金)として200−300スイスフラン前後を支払うことにより充当されます。このデポジットはチェックアウト後に精算され、残額がある場合は後日宿泊者の銀行口座に送金されます(通常3、4週間を要します。)
滞在中のベッドメイキング、掃除、食器洗い、ゴミ捨て、およびチェックアウト時の清掃などは利用者が各自で行います。リゾートや「フェーリエンヴォーヌンゲン」ごとに固有の規則があるため、チェックイン時に確認をする必要があります。ゴミの捨て方ひとつでもリゾートによっては厳格な規則があり、違反者には罰金が課せられることがあります。
一般的に22時以降の入浴・シャワー、ディッシュウォッシャー(食器洗い機)等の使用は禁止されています。
また、大きな音で音楽を聴くなど、周囲の迷惑になることは慎む必要があります。
スイスの商店は大都市を除き、一般的に土曜は16、17時頃までオープン、日曜、祝祭日にはほとんどの店が閉まります。そのため、週末の飲食料品、生活雑貨類は、土曜の閉店前に買いに行く必要があります。店舗の営業時間や休日は、各地区の法律によりそれぞれ独自に決められています。
スイスの公用語はドイツ語、フランス語、イタリア語、レト・ロマンシュ語の4つで、英語は含まれません。
都市部や観光に携わる人は英語を話しますが、リゾート地などでは全くわからない人もたくさんいます。
これを機に片言のドイツ語やフランス語を使って、同じ「フェーリエンヴォーヌンゲン」の居住者や滞在者に話しかけて みてはいかがでしょうか。滞在型の旅だからこそ、その土地の言葉で「おはよう!」「こんにちは!」「ありがとう!」と挨拶してみましょう。
また、スイスのお店ではお客様と従業員が「いらっしゃいませ」の代わりに「グリュッツィ」「ボンジュール」と挨拶を交わします。少し現地生活に慣れてきたら、そんな気軽な交流からはじめてみましょう。
滞在型の旅だからこそ味わえる
ゆったりとしたスイスの休日を過ごしましょう!
スイスは日本の九州くらいの大きさで、しかもヨーロッパ有数の交通システム網が張り巡らされています。
従って1ヶ所の滞在地をベースに、鉄道やバス、船などを使って効率よくいろいろな場所へ出かけて行くことが出来ます。
日程の決められたパッケージツアーとは違い、天気の良い日を選んでアルプスに登ったり、ハイキングをしたりと、自分の裁量でその日の予定を決めることができ、滞在型ならではの自由があります。
ヨーロッパでも比較的物価の高いスイスですが、ホテルに比べ1日あたりの宿泊費が比較的安く済み、経済的です。
キッチンで自炊ができるので、食費も安く上がるばかりか自分好みの食事をとることが出来ます。
ホテルではお茶ひとつ飲むのにもルームサービスを頼むといった煩わしさがありますが、「フェーリエンヴォーヌンゲン」なら自分の気の向くまま。こってりした洋食に飽きたら、現地の材料を使ってスイスならではの和食作りにチャレンジすることも(醤油程度の食材なら比較的大きな町のスーパー等で入手できますが、日本よりお持ちになった方が確実です)。
滞在型なので、その土地の人々との交流をはかることもできます。
2,3週間、1カ月とロングステイをされる方は、この機会に現地の文化を学んでみたり、逆に日本の文化を教えてみてはいかがでしょうか。小さな交流も立派な国際親善です。
目的追求型でチャレンジ精神旺盛な方には、どんどん現地のコミュニティに参加されることをお勧めします。
「フェーリエンヴォーヌンゲン」の予約を代行しているスイスの現地観光局へ直接申し込むか、管理している不動産会社に直接申し込みをする方法があります。
東京のスイス政府観光局発行の「スイス・ロングステイの手引き」には、個人でする予約方法が記載されています。
上記パンフレットは同観光局の所定の申込書によって請求できます。
東京にある<フェーリエンクラブ−スイスロングステイセンタ−>では、スイスの「フェーリエンヴォーヌンゲン」の利用に関する有料の電話コンサルティングを行っています。
旅行者の方が現地への予約手配等を直接行う前提で、詳しい予約の方法はもちろん、おすすめリゾートや物件のご紹介、滞在のアドバイスなどの相談にのっています。
●ベルナーオーバーラント州 Berner Oberland
インターラーケン Interlaken(現在準備中です)
シャトーデー Chateau d'Oex(現在準備中です)
ル・ディアブルレ Les Diablerets (現在準備中です)
●ヴァレー州 Wallis / Valais